目だし帽事件

これが火事よ

ファミレス事件

爆発事件

奥様はその昔男だった

 

目出し帽事件

歌に自信のあった奥様は、地元のテレビ局でやっていたカラオケ大会
に出場した。旦那様とおぼっちゃまは、後でくることになっていた。
スタジオ入りの時間になっても、旦那様たちは現れない。
本番ぎりぎり、5分前にタクシーで乗り付けてきた。
予定では、車でくるはずだったのに・・・
 どうやらテレビ局を間違えたらしい。何でも、間に合いそうにないため、
 そこに車を乗り捨て、タクシーで駆けつけてきたそうだ。
本番が始まって気がついてみると、おぼっちゃまがなんとも滑稽な格好を
している。
もう、番組は始まってしまっている。生放送である。
どうしようもない。
おぼっちゃまに着せる服を用意しておいたのだが・・・
 準備しておいたのはワインカラーのニットのベスト・スーツ。
 ところが、その横には、前日に現場で働く旦那様のために奥様が
 買ってきた ワインカラーの目出し帽が転がっていたらしい。
どーやら、旦那様は、帽子も含めてのトータルコーディネートだと
勘違いし、大きな目出し帽を4才のおぼっちゃまにかぶらせてしまっ
たらしい。
 目出し帽とは、銀行強盗が時々かぶっているやつである。
 「北の国から」の五郎さんのお気に入りの帽子でもある。

結局、おぼっちゃまは異常に頭の大きなまんまで放送されてしまった。
しかし、その異常さに旦那様は最後まで気づかないのであった。
その二人の応援を受けながら歌った奥様は、見事に賞金を手にしたのであった。

これが火事よ!!

おぼっちゃまが5才の時、真夜中に「か〜さん ちょっと来て」と起こされた。」
おぼっちゃまの部屋に行ってみると 煙だらけ、あちこちから ポ〜 ポ〜 と
赤いものが見えた。よく見ると布団に火がついているのだ。
電気ストーブに布団がかぶさり、火がついたらしい。
奥様は「いい? これが火事なの。 静かにと〜さんを起こしてきなさい。」
何があってもあわてないのが奥様。
おぼっちゃまに 静かに起こされた旦那様と3人でひとまず消火活動をした。

そうやって育ったおぼっちゃまは、何事にも動じない子に育ってしまった。
たとえ、寝過ごしてもあわてることなく いつものように支度をするおぼっち
ゃまのお尻をたたくのが 今の奥様の日課となっている。

 

ファミレス事件

ある年の元旦。親戚とファミリーレストランで食事をした。
食事が終わって、着物姿の奥様が計算書をもってレジの前まで行くと、後ろか
ら旦那様のいとこが「あねさん、ここはあっしが・・・」と追いかけてきた。

ひどく混雑していたレジ周辺は一瞬のうちに誰もいなくなり、パンチの旦那様
と着物姿の奥様だけが取り残された。

どうも間違われたらしい。

 

爆発事件

ある年の春先、部屋のごみ箱を持ち出した旦那様は裏庭でたき火を始めた。
ボーンと爆発した音がした。
奥様はそれが何であるか察しはついた。スプレー缶である。
外に出てみると
髪の毛は総立ち、顔は真っ黒 服は灰でまっしろ

それはまるで昔見た「ドリフの全員集合」の世界だった。
奥様はもうつぼにはまってしまい、笑いころげてしまった。
まぁ 怪我がなかったから 笑えたんだけど・・・

この話は年に2〜3回はいまだに登場するくりくり家のペストスリーだ

 

奥様はその昔 男だった

それは奥様が20才のときだった。 何気なく戸籍謄本をみていた奥様の視線が固まる。
そこには 「性別 男」と記載してあった。

町役場で頼み込み20才で女にしてもらったわけだが、生まれたときからやはり少し世間
のみんなとずれたところがあったわけである。

その後旦那様と出会ったわけであるから、一応、男女のカップルができたわけである。
今では当時の住民票しか残っていないが、「・・・長女  性別 男」と記載されている。
なぜか、奥様の自慢の一つで初めての来客には必ず見せることがお決まりとなっている。

 

 

 

 

 

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